事件の後の事件のその後
前回のブログの真相。
下田土木事務所港湾課に電話して聞いてみました。
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結果としては、バリカー(車止め)を設置し、車両の出入りを制限するとのことで、業者の決定と資材の調達次第で、早ければ今月末に施工。
廃船事件から約2ヶ月の間、港の利用委員会なるものがあったらしく、今後の対策を協議する中で12月21日に設置が決定した。
2ヶ月前の事件以外でも、夜間などを利用して同じようなことが今までもあったことや、近隣の港でも類似の事件が起きていることから、特に松崎の港のように誰もが自由に利用できる状態にある港は、悪徳業者などから狙われているため、早急に対策を立てなければならない。
再度事件が起きればまた地域住民に影響が及ぶ上に、廃船事件の時のように陸上に船を上げてしまったり大型車両に逃げられてしまうと、県や海保による追求が困難である。
バリカーを設置することで大型の車両の出入りを制限することは、最低限の対策。
漁協の組合員の多い港では漁協が責任をもって港を管理していたりするが、松崎は漁協組合員も少なく、地域で管理するのが困難なため、管理責任者としての県としてできる最大限で最低限の対策として、バリカーを設置することとなった。
また、予てからの問題で、水上スキーの利用もバリカーの設置により多少制限できる。
バリカー設置後、歩行者や自転車などは行き来ができ、必要な際は、申請して施錠をはずし広く利用できる。
対策の緊急性との兼ね合いで、住民に知らせる時間的余裕はなかった。
また、町や観光協会も交えた利用委員会の開催で、港の公共性や自由に使いたい地元住民の意思は考慮されている。
港の有効的利用が盛んであれば、港の擁護もしやすくなるため、積極的に港を利用して欲しい。
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・・・というようなお話をじっくり丁寧に30分かけて説明していただけました。
聞けば、なるほど、と思うし誤解も解けて安心しました。
しかし、多くの町民にとっては忽然と現れ「なんじゃこら?」なことになると思うので、広報のお知らせ版や同報無線などで知らせてもいいのではないかと思います。